東京都交通局 サイン計画都営地下鉄 旅客案内標識のあり方検討委託2008

東京都交通局は地下鉄駅サイン検討の一環として、代表的な駅である大手町駅と新宿三丁目駅を、弊社の案でサインの全面改修をおこないました。
従来の都営地下鉄サインには以下の課題があり、それらの解消が主軸です。
課題
- サインの数が非常に多い。
- 東京都のシンボルマーク(イチョウの葉)の色である、高彩度の“東京都グリーン”が多用されているが、色の機能と目的が明確ではない。
- 東京メトロと統一すべきものと明確に区別をすべき事項が曖昧。
解消策の主な内容
- サインのサイズを整えて集約し、誘目性を高めた。高齢者や弱視・色覚の視覚特性を配慮しながら、表示の量と表現方法を最適化した。
- 可読性が高く環境色としても快適な“都営地下鉄グリーン”を選定した。東京都グリーン(イチョウ)は限定使用してシンボル性を高めた。
- 改札やきっぷうりば等を、照明や壁面彩色により顕在化した。
利用者による改修前後の比較評価は、どの世代からも好評を得たので、この成果を展開して、旅客案内サインシステムとしてまとめました。


