鉄道駅 サイン計画埼玉高速鉄道 サインシステム制作・全駅サイン設計2001

埼玉高速鉄道は赤羽岩渕駅から浦和美園駅に至る路線で、2001年3月に開業、東京メトロ南北線・東急線と相互直通運転をしています。

この鉄道は、駅施設や列車内でのバリアフリーを実現しています。エレベーターの設置は当然ながら、券売機や水のみには蹴込みがあり、1車両に2か所の車いす乗車スペースを設けるなど、車いす使用者にもアクセスしやすい設備になっています。英語の車内放送も当時の先駆けでした。

埼玉高速鉄道の駅利用の困難さに関する調査によると1位は「上下移動の困難」、2位は「案内がわからない」となっています。この2つの問題点は、世代に関わらず改善を迫られており、駅の快適性を向上させるためにはサイン計画によって改善できることが多くあると考え、当社が交通施設のサイン設計で培ったノウハウに加え、駅施設のバリアフリーが強化されるようにサイン計画を進めました。

  • 文字をできるだけ大きく表示する
    単に文字を大きくしただけでは、全体が窮屈となり、かえって読みにくくなるため、空白部分と文字の関係を緻密に計画しました。
  • 絵文字を多く使う
  • ほとんどの人が正しく意味を理解している絵文字は、あまり多いとは言えないため、絵文字には言葉を添えることにしました。
  • 絵文字は旧運輸省の呼び掛けで検討が進められた一般案内用統一図記号(2001年1月までに方針決定した絵文字)を使用しました。
  • 車いす使用者の動線を配慮して、案内を設置する
  • 埼玉高速鉄道の独自性と営団地下鉄(現・東京メトロ)との融和をはかる営団地下鉄線と直結した路線なので異なる案内システムの採用は、利用者が困惑する恐れがあります。営団地下鉄の案内の基本的な考え方を踏襲したうえで、埼玉高速鉄道の独自性を盛り込みました。

この鉄道は、サイン以外にも乗りかえ案内装置や水のみなど、便利な設備が多く、かつ、駅のバリアフリーではかなり高いレベルにあります。駅舎のデザインも駅ごとに競っていて、見どころ満載と言えるでしょう。