まちのサイン計画四国村(四国民家博物館)2006
讃岐屋島の麓に開かれた野外博物館「四国村」。ここでは江戸時代中期の農家をはじめ、四国各地の民家が移築復原されています。それらの解説や道案内の表示計画です。
博物館敷地の拡張を機に、民家やかつての暮しと道具の解説、順路案内、注意書き等を一新しました。このプロジェクトでは解説内容の照合や編集が大きな比重を占めました。説明板は読み易さ、親しみ易さを旨とし、民家の端正な造りに逆らわないデザインを心がけました。
表示計画は以下のプロセスで進めました。
1. 現況調査
既設の説明内容の出典や展示物に関わる資料の収集。
2. 解説文の照合および編集
研究者の指導をいただき、説明文や図版の作成・編集。
3. 解説板のデザイン
本体のかたちや素材、表示のレイアウト。
四国村のロゴマーク制作。
4. 工事監理
表示板の制作や設置が設計の意図どおりに進められているかチェック。
表示内容や設置に新たな要件が生じた際の対応。完成の確認。