大崎駅周辺地域におけるユニバーサルデザインへの取り組み2009

大崎駅周辺地域まちづくり連絡会が地域全体で、駅から各街区や主要な施設への歩行者ネットワークのバリアフリー化と、ユニバーサルデザインに基づくまちづくりを進めるためのガイドライン策定に協力しました。

大崎駅周辺におけるユニバーサルデザインガイドライン運用について

1. ガイドラインの正式運用を目指して

1-1 現ガイドライン(案)の過不足の補正

きちんと実行していくためにはガイドライン(案)を「使える」ものとして完成させる。そのためには下記の見直しが必要。

  • a. 実行困難なものを洗い出し、チェックリストを修正する。
  • b. 評価困難なものを洗い出し、チェックリストを修正する。
  • c. 不足事項を強化する。

例えば

1) 施設完成後の、利用者中心の評価方法の検討
現ガイドラインは設計時の配慮点が中心となっているため、数年後に実施する事後評価になじまない項目がある。 建物の用途に応じた利用者視点の評価シートをつくり、地域全体のスパイラルアップの参考にする。
2) 視覚障害者誘導用ブロックのマスタープランの策定
経路や仕様についての具体的記載が不足しているために、実施設計時に戸惑いが生じている。誘導用ブロックについては、スムーズに実施設計に反映するための詳細なマスタープランが必要ではないか?。

1-2 「やさしいおもてなし」を実行するための方策(案)

  • a. おもてなし度向上のための、ガイドブック製作や勉強会の実施。
  • b. 「やさしいおもてなし」を積極的にPRする。
    • おもてなしマップ
    • おもてなし自慢
    • おもてなし宣言ステッカー
    • ベビーカーの団体さん歓迎!安心しておいでください。ベビーイベント会場誘致等

2. 地域全体のUD(ユニバーサルデザイン)化促進のために

まち全体を「すべての人にやさしいおもてなしのまち」とするには、協議会参加地区以外のエリアとの協調が重要である。
例えば

1) まちづくり交付金等により、協議会参加地区以外のエリアのUD化をはかる。
2) 「やさしいおもてなし」PR活動に参加してもらう。
3) UD化をはかったことにより町が活性化した例を検証する。